今日は、春頃からじんわりと進めてきた新しい取り組みをご紹介!
東加古川店と同じ東播磨地域にある障がい者支援施設
「明石市立木の根学園」さんと、東北支援のものづくりのプロジェクトがスタートしました。
その名も「誰もが、誰かの支えになるプロジェクト」
木の根学園の利用者さんがつくる、かわいい小物を販売します。
この商品の材料は、
フリーヘルプに「東北支援のために」と集まった毛糸と、
フリーヘルプからの支援金で運営する生活困窮者支援事業「ふらっとホーム東はりま」の
利用者さんが着られなくなった古着を裂いてつくる布リボン。
ふだん、「支えられている」という立場の障がいをもつ方々・生活困窮の方々も
実は心に「自分も誰かの支えになりたい」という気持ちを抱いています。
そんな思いを持つ人どうしが、間接的にコラボレーションしてひとつに作品に。
1点につき50円が、毛糸を集める際の目的と同じ
「福島県・国見仮設住宅」への寄付金になります。
また、50円が「ふらっとホーム東はりま」に寄付され、
木の根学園の利用者さんへの作業賃にもなります。
販売開始は、11月19日(土)
・フリーヘルプ東加古川店(長田店販売は、現在スケジュール調整中)
・明石市内「パレット大久保まつり」へのイベント出店(木の根学園ブース)
少し時期がずれて
11月27日(日)
・明石市内「山の下ふれあいまつり」へのイベント出店(木の根学園ブース)
12月1日(木)より
・西明石コットンベール
・明石サービスエリア
での販売を予定しています。
東加古川のデザイナー・andさんに、かわいいタグを作っていただきました!
************************************
こちらの木の根学園さん、
西明石のコミュニティカフェ「コットンヴェール」を運営されていて、
2016年3月にここで東日本大地震5年イベントを開催。
その際に、フリーヘルプの「福島のおばあちゃんが作った毛糸小物」を
たくさん販売していただいた団体さんです。
若くて前向きな職員さんばかりで、「何か他の取り組みをできたらいいね」と
今回の取り組みが始まるきっかけとなりました。
それから何度かお会いして、作戦会議を行いました。
木の根学園では、多くの利用者さんが毎日、
毛糸小物やお菓子などの作製作業をされています。
実際に作業風景を見学させていただいたのですが、
みなさんわいわいと楽しそうに、ものづくりをされていて、
「ものづくり」で関わりを深められないかな?と考えました。
スタッフさんによると、
「障がいのある人やそのご家族から
『いつもみなさんに助けられてばかりで、自分たちも誰かをサポートしたい』
という声があるんです」とのこと。
ちょうどフリーヘルプでは、
「福島のおばあちゃんの毛糸小物づくり」企画をすすめる中で
みなさんからたくさんの毛糸を送っていただいているため、
福島のおばあちゃんだけではまかないきれないほどの毛糸があり、
それらをどのように活用すればいいのか、考えているところだったので、
「東北支援のために集まった毛糸で、木の根学園の利用者さんが東北支援商品をつくっては?」と。
さらに、フリーへルプ東加古川店の支援事業「ふらっとホーム東はりま」では
9月より月に一度、生活困窮の利用者さんが集い「ふらっとワーク」を始動。
みんなで行う「ワーク」に何がふさわしいか悩んでいた時でもあったので、
利用者さんにも「東北の支援商品をつくるので」と説明し、
フリーヘルプで販売できない状態の古着を裂いて、材料の布テープを作ることに。
(現在、「東北の支援になるんやろ?」と、作業に精を出してくださっています!)
こうして「毛糸と布テープを組み合わせた商品をつくる」ところが決まり、
あとは「どんな商品をつくるか?」という大事なところで、難航・・。
そこで、「デザイナーさんにアイデアをいただこう!」と
京都でお洋服づくりをされている「Atlierこずえ」さんにお声がけをさせてもらいました。
こずえさん、あっと言う間にすばらしいアイデアをいくつもご提案くださいました。
そのなかから、採用させていただいたのが、今回のシリーズ第一弾!
「ぐるぐる」です。わっかの芯に布テープと毛糸をぐるぐる巻いた、
簡単につくれるし、かわいい商品です。
こうして、なんとかスタートできたこのプロジェクト。
デザインアイデアは、今後は地域のクリエイターさんと新シリーズをつくっていければと
考えています。
ご興味のある方は、ぜひ、facebookにてメッセージをお待ちしています◎
*********************************************